タンザニア徒然草

アクセスカウンタ

zoom RSS 『わたしの「やめて」』in キンゴルウィラ村!

<<   作成日時 : 2016/12/17 21:51   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

 キンゴルウィラ村に行ってきた。

画像



 キンゴルウィラ村小学校の校庭のタンザニアではクリスマスツリーと呼ばれる鳳凰木は、花盛りだった。その木のそばで女の子たちが元気にキャッチボールして遊んでいる。試験が終わったばかりで、開放感でいっぱいなのかも。

画像


 日本政府の支援で新しい教室と職員室、トイレが作られたそうだ。ピカピカの校舎は、まだ使われていず、来年の新学年の始まりの時期(タンザニアは1月始まり)を待っている。

画像

 
 校長先生には、村に来る前日に読み聞かせをしたいとの連絡を入れてあった。
 
 わたしと夫、キンゴルウィラ村出身のジャタツアーズスタッフのハミシが、小学校に到着したときには、校長先生は急用ができたそうで、不在だった。以前から顔見知りのちょっとひょうきんなC先生が「待ってたよ」と出迎えてくれた。

画像


 キンゴルウィラ村小学校の問題は児童数の多さだ。7学年で1,200人はいるというのだから、1学年150人以上!今までは教室数が少なかったので、その人数が一教室で学んでいたそうだ。
「何年生に読み聞かせする?」とC先生。
「5年生がいいかな?でも人数は?」と返事をしたけれども果たして。

 休み時間を満喫していた5年生の子どもたちが教室に集まってくる。やはり大勢いる。教室はほぼ満杯に。100人近くいるんじゃないか。できるだけ机を前に寄せて、前方に座ってもらう。

画像
画像


 実は前回のルカニ村での反省から、今回は2冊の『わたしの「やめて」』を用意していた。1冊はキンゴルウィラ村小学校に寄贈するもので、1冊はわたしの本だ。わたしが読まないほうの1冊は、ハミシが教室の真ん中辺りで持ち、子どもたちに見せるという「むふふ」の試みだ。

画像

画像


 読む前にキンゴルウィラ村で日本からのお客さんをずっと受け入れてきた今は亡きグビさんの話を少し子どもたちにする。グビさんの家は小学校のすぐそばにある。グビさんとそのお客さんたちは、毎年、子どもたちの本を届けてきたんだよって。

 『わたしの「やめて」』「Sitaki」と読み始めると、わたしのすぐ隣にいたC先生が
スワヒリ語部分を、こどもたちに復唱するように促した。こんな展開は予想してなかったからちょっとびっくり。
「Sitaki」
と100人の子どもたちの声が響く。でもこの時点では、なにを「Sitaki(=いらない)」なのかまだわかってないよね。

画像


Vita vikianza, hakuna mtu anayeweza kuvisimamisha
 (せんそうは はじまると だれにも とめられません)

 子どもたちの後に続く声が止むとこんどは、K先生の解説(?)が始まる。
「君たちのけんかもそうだろう、一つぶたれたら二つぶちかしたりしていたら、きりがなくなる。そうだろう?それも小さな戦争だよね。そんなときはどうすればいい?」
というような話を身振り手振りまじりで話すので、子どもたちも目と耳をよりいっそうすます。瞳をキラキラさせながら考える。

画像


 Vita vinawapa mateso wanajeshi, wazee na watoto pia.
(せんそうは へいたいさんも おとしよりも こどもも くるしめます)

 「兵隊をかっこいいと思ってるかもしれないけど、戦争になったら、彼らも心や体が傷つくんだぞ」
とC先生。

画像

画像


 Ninataka kthamani maisha yangu na ya watu wengine, halafu ninataka kufikiria na kuzungumuza mambo tunayoyapenda wakati wowote,
Lakini vita vinatuzuia tusifanye mambo tunayoyapenda.
 (じぶんや みんなの いのちを だいじにして  いつも すきなことを かんがえたり おはなししたり したい
 でも せんそうは それを じゃまするんだ)

 C先生が「戦争になったらどんなことが起きる?」と子どもたちに尋ねる。
 たくさんの手があがる。
「友だちと遊べなくなる」「学校に来れなくなる」「食べ物が足りなくなる」「爆弾が落ちてくる」「家が壊されるかもしれない」「どこか別の場所に避難しなければならなくなるかも」「ケガや死んでしまったりすることも」。。。

画像


 最後のページ。
Kwa hivyo ninataka kwaambia kwa sauti kubuwa kwa watu wanaotaka kuanza vita 'Sitaki'
(だから せんそうを はじめようとする ひとたちに わたしは おおきなこえで「やめて」というんだ)

「『SITAKI』、戦争はいらないと示そう」
とC先生が、「Sitaki」と言いながら両手で押し返すしぐさをすると、こどもたちも「Sitaki」と、いきいきと戦争を追いやるのだ。みんなが全く同じでなく、見てるだけの子もいたし、きょろきょろしている子もいたし、遠慮がちにやる子もいれば、大きく手を伸ばす子もいて、それぞれの個性がでてる。

画像
SITAKI!


 この子たちならタンザニアの平和も大丈夫そうだ、って思えた。

 そして、わたしの願いを伝えた。
「今、タンザニアは平和な国で(ここで多くの子どもたちが大きくうなずく)日本も平和だけど、世界には今も戦争している国がいくつもある。みんなが大人なるころには、世界中から戦争がなくなっているようにと、願っています」って。
 伝わったかな。

画像


 そのあと、もう一冊の『わたしの「やめて」』を持っていたハミシが、わたしの言ったことを3倍くらい長くして、子どもたちに「平和の大切さ」をえんえんと説くので、なかなか終わらないのだった。。

画像


 100人の子どもたちが相手でも、いつも楽しい授業をしていそうなC先生、どうもありがとう。
 おかげさまで、より一層この本の持つ願いが子どもたちに伝わったんじゃないかな。

 その後、学校に戻ってきた校長先生に『わたしの「やめて」』の本をお渡しした。「いい本だね」と言いつつページをめくる校長先生。

画像


 新しい校舎の一角に図書を置くコーナー作ったらどうかという提案に校長先生が承諾してくれたので、そこに置かれた『わたしの「やめて」』を、子どもたちが読みたくなったらいつでも手に取れるようになる日が近いことを期待して。



※ハミシによるキンゴルウィラ村便りもあります。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
ナイス

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
トリップアドバイザー
タンザニア観光ホテル口コミ情報
『わたしの「やめて」』in キンゴルウィラ村! タンザニア徒然草/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる