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zoom RSS ジャスミンの効用

<<   作成日時 : 2018/04/07 14:47  

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  ザンジバルの街中からちょっと離れたムゼーの家のなかには、いつも真っ白な摘みたてのジャスミンの花がある。使い古されたホーロー引きの皿に入っている花びらたちは、芳しい香りを放っている。

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 そのジャスミンの花も翌日には、乾燥して、薄茶色くなってしまう。でもまだほんのりと香りが残っている。

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ピンク色はバラの花。これも芳香


 ムゼーの家の庭にはジャスミンがたくさん植わっている。すぐ近くに住んでいるムゼー夫人のお母さん(ビビと呼ばせてください)が、庭で花摘みをしていた。が、もう花はほとんど残っていないよ。

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「このつぼみでもいいのよ」と、膨らんできつつある白いつぼみも摘み取っていた。「またあしたには、こういうつぼみがたくさんできるから、あしたも摘める」と。

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 何に使うかよくわからなかったけど、結構暑い日差しの中での作業だったので、「わたしも手伝う」とやらせてもらう。が、まだ基準に達していないつぼみを摘み取ってしまったりして、ビビに却下されることも。。。

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こちらは合格版


 そのうちに汗がどくどく流れ出すわたしだったが、ビビは涼しい顔で花摘みならぬつぼみ摘みをつづけていた。持っていたお皿のつぼみの量がこんもりしてきたころ、約30分後くらいに作業終了。

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本日の成果。お皿の真ん中あたりの大きめの白い花はジャスミンじゃないけど、やはりいい香りの花。名前忘れ。。


 で、これらのジャスミンの花をどうするのかというと、乾燥させた後、砕いて粉にするそうだ。茶色いパウダーとなったそれに水を少し加えて、ペースト状にし、顔や体を洗う時に使うと、肌が柔らかくしっとりするのだそうだ。「100%ナチュラルよ」とムゼー夫人。彼女もやはりビビのように花摘みをする。

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左手の袋入りの茶色いのがジャスミンパウダー


 この粉やペースト状になったものは、リワ(liwa)と呼ばれるそうだ。もうひとつのリワがあるのよと言われる。それはこのかまぼこ板状のもので、何かというと、サンダルウッドなのだと。つまり白檀。

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この板が白檀でできたリワ


 この板を水を置いた石の上などでこすると、木がこすれてペースト状の液体ができる。それで顔や体を洗うといいのだという。実際にやらせてもらったら、ちょっとしたスクラブのようだった。
 今まで気づかなかったけど、この木の板はザンジバルのお店で売っているのだそうだ。ジャスミンのリワのほうは、ムゼー夫人とビビが製造してどこかに卸してもいるらしい。

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こんな風にしてペースト状のリワを作る


 ザンジバルでは、結婚式を挙げる前の花嫁の全身をこのリワで清めてきたんだとムゼー夫人は言う。そうすると、肌がとてもやわらかくなるのだって。きっとジャスミンや白檀のほのかな香りも残るのだろう。

 化学的な化粧品ができる以前から、こうやって、美容液が自分たちで工夫して作られて、使われてきたのだと思うと、よりきれいになりたいという欲求は人間の根源的なものなんだろうかと改めて思ってしまう。

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分かりにくいけど、ジャスミンやバラの花を使って、結婚式などに使う花輪をつくることもあるのだという。写真を見せてくれた。


 また、初夜の前に周りの人たちに世話をやかれたりするのは、たまんないだろうねと思っていた。けれど、リワの話を聞いて、おせっかいを通り越したその結婚が幸せなものになってほしいという周りの人たちの願いのようなものが感じられて、ああそういう意味もあったんだねってちょっと胸を打たれた。


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