水不足でもバオバブの花は咲く☆キンゴルウィラ村

 今年の11月のキンゴルウィラ村、川はまったく干上がってしまっていた。
 その川を越えて歩いていくと、ウルグル山のシルエットの前にどーんとそびえ立つようなバオバブの木たちが現れてくる。

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 緑の若々しい葉をつけたバオバブや、真っ白な花を誇らしげに咲かせたバオバブも堂々と立っている。

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 まだ小さな実たちをぶら下げた木もあった。

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 周りの木々や灌木も緑を茂らせていて、植物たちは逞しい。

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 人びともまた、逞しい。

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 川沿いに井戸はあって、水も出るのだけれど、塩分が含まれていて、飲料水や洗濯(泡立ちが悪い)などには使いづらいのだそうだ。

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手前の低いところが本当は川だった。


 だから、村人たちは、地面に穴を掘って、染み出てきた水を汲んでゆくのだ。

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 水売りもやってくるから、買い水をすることもできるんだけど、お金がかかるよね。

 夫とわたしが泊まっていた、今は亡きグビさんの家には、弟のハミシ夫妻とその家族が住んでいる。

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左からハミシさんと妻のハディージャさん。手前のムゼーは近所の人。


 この家の裏のタンクにまだ貯め水があった。ごくたまに庭の水道から水が出るときに、貯めておくそうだ。

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 今回は村には、1泊だけの滞在だったので、節水のため体は洗わなくてもいいかなと思ってた。けれど、ハディージャさんがそのためのお湯を沸かしてくれたので、ありがたく使わせていただいた。でもバケツ一杯のお湯の4分の1ほどの量の水で、全身を洗え、次の人の分を残せた。我ながらちょっと誇らしい(?)気分に。

 小雨季が遅れている。ちゃんと降ってくれれば、人びとも畑の作物も喜ぶのだ。





※関連記事「キンゴルウィラ村の水をめぐる物語」(川に水があるときの話)

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