食べ物を作って売る女たち

  2019年に入り、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

  わたしは、半年ぶりにタンザニアに来ています。暑い季節に戻ってこれて嬉しい、落ち着くなあと思っていたら、なんと、熱が出ちゃったりして(暑さのせい!?)、ちょっと落ち着かなくなったりも。

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  でも、知り合いのタンザニア人女性Zさん(アラサー)から、食べ物の話をいろいろ聞いて、元気が出てきました。

  彼女は近頃、朝、自分でウジ(お粥)を作って自宅で販売する仕事をしています。ここで一番手に入りやすい粉は白いトウモロコシの粉(Unga wa Mahindi、Sembe)なので、わたしはウジときくと、トウモロコシ粉のものをまず思い浮かべてしまっていました。

 そうじゃなく、Zさんが作っているのは、お米のウジなのだそうです。近所ではお米のウジを作っている人がいないから、これはいけるかも、と思って作り始めたら、結構売れているのだといいます。お米のウジだったら、日本のお粥といっしょやん、と思いたくなるけど、これが、違うのですよ。

<聞いた作り方>

 ①市場などで一番安いお米を買う。1度につかうのは、250gほど。
 ②お米を研ぎ、水を切ってカルダモンを混ぜて、臼でほどよく搗く。
 ③鍋に沸騰させたお湯に②を入れ、煮る。途中で、ココナツミルクと砂糖を適宜入れて、仕上げに塩を少し加えてできあがり。

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お米のウジ


 美味しそうな感じ、しませんか。カルダモンの香りのココナツミルク入りお粥。(ウジは、概して甘い味付けがしてあります)今度ぜひ味わわせてと頼みましたとも。

 ちいさなカップ(たぶん200ccくらい)で一杯200シリング、大きなカップ(その2.5倍くらい??)で500シリングで販売しているそうです。大きなカップで換算すると250gの米で13~15杯くらいのウジができるそうです。

 全部売れれば、一日3,000シリング前後の利益が上がるとか。

 それだけだと、全生活費には足りないだろうけど、ほかの収入と合わせればなんとか。

 ほかには、いろいろな穀物の粉をブレンドして、おいしいウジの素を作って売ってもいるそうです。大豆やトウモロコシ、シコクビエ、モロコシ、などの粉を使い、ピーナツ粉は足が速いので加えずに、カボチャの種は栄養価が高いので、それを粉にしたものを加えるのがミソだとか(企業秘密だったかしら?)。
 カボチャは当地では葉っぱをおかずに食べるし、万能野菜ですな。
 
 ダルエスサラームのちょっとだけ郊外にある彼女の借家の周辺に住んでいる女性たちは、同様に、マンダジ(揚げパン)、チャパティ(薄いパンケーキ)、サモサ(揚げ餃子のようなインド系料理)、揚げキャッサバなど、自分で調理して売って稼いでいる人が多いそうです。

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商い中の女性たち。この写真は街中なれど。


 「わたしの周りのほとんどの女たちは、そうやって稼いでいるよ。雇われずに、自分たちで」
 とZさんは言っていました。プチ事業主。自分たちの才覚で商売が広げていけるといいねえ。

 たくましく頼もしい活気のあるタンザニアの女たちの姿が浮かんできて、おお、わたしも元気出さにゃと思えてきたんでした。

 (1円=約20シリング)

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